ヘアーカラーの疑問
皆様、こんにちは!
本日は知ってることから、なるほどなヘアカラーの疑問に対するあれこれです。
まずはヘアカラー施術前の毛髪チェックのポイントです。
色々ありますが、髪質、ダメージ、ケミカル履歴の確認です。
髪質は
太い・硬い、疎水性→染まりづらい
細い・柔らかい、親水性→染まりやすい等です。
次にダメージの状態でカラー剤の「吸い込み」や「発色不良」がおこるので、
髪の細い、太いだけで染まりやすい、染まりにくいは決まりません。
次にヘアカラー・パーマ・ストレート(縮毛矯正)・髪質改善メニュー・ホームケア等の
施術履歴の把握です。ここもとても大事で、把握しきれずに技術を進めていくと、
思っていた仕上がりにならない可能性が高くなりますし、施術後のヘアスタイルを維持できる時間が短くなってしまったり、お家での再現性が著しく下がってしまう事があります。
次に
褪色(色が落ちていく事)に関しての疑問です。
「褪色しやすい色と、しにくい色があるのはどうしてか?」です。
ヘアカラー剤は剤に含まれる染料(染料中間体やカップラー)が酸化重合する事ではじめて発色します。褪色のしやすい、しにくい色があるのは、染料の結びつき方の違いによって決まります。
図にするとわかりやすいのですが…
1、染料中間体+カップラー
2、染料中間体+カップラー+染料中間体
1の場合は染料2つ分、2の場合は3つ分の大きさで酸化重合して発色します。
よって小さい2つ分の分子の染料は流失しやすく→(赤色や青色)
3つ分の大きい分子の染料は流失しにくく褪色しにくい→(茶系の色)です。
なので白髪染めは比較的にブラウンベースが多く、放置時間が長いです(分子が大きいということは、髪に入っていくのに時間がかかり、そのぶん流失もしにくいです。)
※最近は明るめに染める白髪染めや、白髪染を使用しない、脱白髪染めも流行っておりますので、
この場合は上記の内容は一部異なってきます※
文章が長くなりましたので、続きは次回ブログでさせて頂きます!
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