抜け毛のジャッジ【さまざま脱毛】
皆様、こんにちは
本日は毛根の正常な活動以外のさまざまな脱毛のお話しです。
〈病的脱毛〉
【円形脱毛】
円形で境界が明瞭に生じる脱毛。悪性の場合は多発・融合し、
不規則な形になることもある。全頭や眉毛、ひげなどの脱毛を伴うこともあります。
脱毛した毛根の形は、異常に収縮している。アレルギーやストレス、自律神経障害、アトピーなどが原因で発生すると考えられている。
【全身疾患性脱毛】
高熱が数週間続いたり消化管に潰瘍が生じたりする場合に見られる急性的な脱毛。ミネラルやビタミン欠乏症・肝硬変や糖尿病などで慢性的に発生する。
【内分泌疾患性脱毛】
甲状腺機能低下症や脳下垂体機能低下症によって、慢性的に発生する。
〈外因的脱毛〉
【ダイエット性脱毛】
過度な食事制限により脂肪・タンパク質が不足し、頭皮が乾燥して発生する。
【内服薬剤脱毛】
疾病治療のための抗がん剤などの投薬によって発生する。
〈機械的脱毛〉
【乳児後頭部脱毛】
生後1ヶ月~数カ月後に、枕との摩擦によって後頭部に生じる、横に広がる脱毛や断毛。
【トリコロチロマニー】
精神的不安定や欲求不満といった心因的因子や統合失調症・うつ病といった精神的疾患によって
自分で毛髪を抜いてしまう脱毛。
【結髪性脱毛】
結ぶことによって毛髪が強く引っ張られ、毛根部に軽い炎症を起こし、毛乳頭が萎縮して発生する
脱毛。
〈断毛〉
【薬剤性断毛】
毛穴から薬剤が侵入し、一部薬液が過剰にたまると、強く作用して毛髪の一部が切れて抜ける。毛球は健在であるため、時間がたてば元通りの毛髪が生えてくる。
〈毛根の異常脱毛〉
【老人性脱毛】
主として50歳以上の男性に見られ、頭皮の硬化を伴い、頭頂部から後退していく老化による脱毛。
【男性型脱毛】
若年(20歳後半)男性に起こる、前頭部から後頭部にかけて発生する脱毛。過剰な活性型男性ホルモンの影響で、毛母細胞の細胞分裂が鈍化することにより成長期が短くなる。
【粃糠性脱毛】
思春期以降の男性にみられる脱毛。頭部は絶えず灰白色の細かいフケが散布状にあり、かゆみを伴う。また毛髪は乾燥して光沢を失っており、細く短い。
【脂漏生脱毛】
毛髪は細く、やわらかく、ベタつき、頭皮は脂性で、次第にうすくまばらになっていく脱毛。男性ホルモンにより皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まることで起こる。
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